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[コメント] キッズ・リターン Kids Return(1996/日)

感傷に流れすぎ。ロマンティシズムより、抑え目な暴力衝動が時おり見せるカウンターパンチの鋭さが効いた。
ざいあす

以前に見たときよりも久石譲の音楽が前に出てきてうるさく感じた。センチメンタルな感傷を助長し過ぎる。

普段はテンコ盛りな暴力描写が比較的少ない。でもその分隠し持ったナイフがいつ飛び出すかわからない不穏な緊張感があった。そっちの方をもっと前面に出してほしかったけど。

最後は名セリフでエンディングを迎えたが、あのセリフで凡作に落としちゃったような気もする。北野監督なら映像だけでも余韻深く締めくくることができたと思う。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)太陽と戦慄

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