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[コメント] ラブ・アクチュアリー(2003/英=米)

17年ぶり再見。一番覚えてたシーンが“テーブルはセーム”な僕は、この映画を楽しむ資質に欠くかしら。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 いろんなパターンの恋愛が同時進行的に描かれる。なかには“これ恋愛?”と思わされるものもなくはない(かなりある)。既婚男性への一方的な不倫? 親友の彼女(新妻)への横恋慕? 恋愛より重い姉弟愛もしくは責任感? ショービジネス界のビジネスパートナー間の信頼感? 乱交願望? 友人同士みたいな血の繋がらない親子愛? まあ、人が人を恋い慕う強い(とても強い)感情を描いているとは言えるかもしれない。

 でも僕がこういう映画に求めるのは共感ではない。共感ではないと言うか、状況設定がほぼ自動的に想起させる感情という意味での共感、ではない。そういう意味の共感を感じない訳ではない。エピソーズのうち、半分ぐらいでは感じる。半分ぐらいは感じない。でもやっぱり、そこへ至るまでのプロセスなんだよな。プロセスを経て感じさせられる共感、みたいなものに僕はやはり映画というものの醍醐味を感じる。

 実際のところ、かなり丁寧に作られていたと思うこの作品は。親友の新妻に自作の字幕で告白した彼が、キスというプレゼントを受け、enough.と感慨するエピソードなんかジン、と来るよやっぱり。でも、聖なる夜に伴侶と本作を観た僕が本作につけられるのはせいぜい★4つ。15年前の独り身の頃は★3つだったみたいだ。むべなるかも。

(20/12/24再見...16年ぶり)

※エルトンは、大物芸能人ではあるがイギリスの誇る宝ではないとほぼ言ってた。“ビーン”アトキンソンのキャラに愛は素通りしていくとも。

(評価:★3)

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