役者の口跡と音声にズレがある。アテレコだよ。香港（映画）だよ。なぜか嬉しくなってしまった。これだけの大作なのに、そこだけローテクなのが不思議だよね。香港映画人の心意気かしら（ンな訳ないか）。

　大味で冗長な大作なので、ジョン・ウー節炸裂の迫力戦闘シーンはあるのですけど、ところどころ眠くなりますね。あと思ったのは、諸葛孔明って歴史上超有名な軍師のお方でしょ。金城武が演ってもちっともそんないかつい感じが出ないんだけど、いいのかな？って。ラスト近く、鳩に向って軍扇（？孔雀の羽根みたいな奴）をパタパタやっていて、「何してるんだ？」「洗ってやったので、乾かしてあげてるんだ」てな遣り取りしてるシーンが一番しっくりきたよ。

　戦闘シーンに迫力があったと書いたけど、なにか物足りないものを感じていた。その理由がなんであるかは、ＰａｒｔＩＩを観たらわかった。

75／100（09/09/17記）