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[コメント] 十三人の刺客(2010/日)

役者のスケールは小さくなったが、アクション映画としてのスケールは激増。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 正直言いまして、こういう映画が見たかったのです。三池崇史監督は、モト作への私のレビューを読んでくださったのかしら?と思うくらい(ンな訳ない)。わずか数日のうちにあれだけ大掛かりな仕掛けをよく作ったなと思うし、裏で誰が動かしていたのか?(宿場町の方々?)と思わないでもないが、とにかく、理屈抜きに迫力がありました。

 ただ、あらためてこんな描き方をされてみると、刺客側の「13人」個別のキャラクターとかはもうどうでもよくて、単に攻める側と守る側の攻防という感じでしかなく、リメイク作としては・・・・・よくこういう姿勢でリメイクできたなと、感心致した次第です。

 それと、役者陣では稲垣吾郎が素晴らしかったです。背丈がひょろ長すぎて、着物姿はまったくサマにならないんだけど、そんな不自然さをも役作りに上手くとり込んでいて、見事に役を作り上げていました。言ってることややってることは極端なんですが首尾一貫してるし、奥の院育ちのひ弱さなんかは微塵も見せないところが、よく計算されてるなと思いました。モト作ではほとんど印象に残ってない役柄だけに、たいしたもんだと驚愕致しました。

80/100

(評価:★4)

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