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[コメント] スピード(1994/米)

思わず手を握りしめ、身体がこわばるシーン多し。展開の「スピード」はもちろん、見せ方の上手さも一流と思う。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ケーブルTVの映画チャンネル(ムービープラス)で久々に見た。アニー(サンドラ・ブロック)が車の路上教習を受けるシーンがあった(「2」の冒頭とも繋がる)と思ったが無い。ノーカット版ぢゃないのか。バスを運転することになったアニーがジャック(キアヌ・リーヴス)に、「私、免停中なんだけど」とか言うのが孤立したシーンになってた。

 確かに犯人(デニス・ホッパー)が運転者のことを野良猫野良猫(ワイルド・キャット)呼んでいた。テレビのライブ映像で運転者が映る場面があったのかな?とは思ってた。それで性別が(女だと)分かったのだろうと。「ワイルド」は運転が乱暴なこと(しょうがないとは言える)? 「キャット」は・・・「女性」ってこと? みたいに思って(自分を)納得させてました。

 それが、アニーはアリゾナ州立大の出身で、たまたまその日、大学のTシャツを着ていて、そのロゴをバス車内のモニター映像を通して見た犯人が、これまたたまたまアメフト観戦が大好きで、アリゾナ州立大のアメフト・チームの名称、「ワイルド・キャッツ」(有名なのか?)になぞらえて呼んでいたのだと。なんと言うか、重箱の隅を針でつつくような超キメ細かい「気づき」ですな。一流のSWATたるものそうでなくちゃいけない(多分)。

 テレビ各局の生中継を見るために何台ものモニターを揃えていた犯人。そのうちいくつかのチャンネルは確かにアメフト中継だった。それをも観ている犯人が、タッチダウンのシーンに興奮する、てな描写がちゃんとあった。さりげなくも(?)細かい説明描写。「お見事」なのか。いや、「親切」とか「丁寧」の方だな。

 異常な環境で生まれた関係は長続きしない。人の脳は、恋による胸のときめきと、緊張による脈拍の上昇とを区別できないなる例の理論のことかしら。続く続かないは言ってなかった気もする。実際、「2」で2人は別れ(た設定になっ)ていた。そもそもこの2人(ブロックとリーブス)、冷静にみると、あまり似合いのカップルという感じはしない。でもやっぱり「スピード」シリーズは、キアヌとサンドラで観たい。すなわち映画ファンには、異常な環境で生まれた関係こそ永遠なのだ(ではないか)。

85/100(21/1/17TV見)

*)『新幹線大爆破』のとこでいろいろ書いた気もするが、それはそれ、これはこれである。

**)「ギリギリセーフ」はアクション映画の常道だが、ここまで多用されるとウンザリ・・・しないのが不思議。やっぱいい。ホッパーの首チョン・ラストにようやく「ギリアウト」持ってくるところもたいがい。

◆◇◆以前のコメ◆◇◆

金の受け渡しは難しいですね。

(評価:★4)

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