[コメント] バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(1990/米)
主たるハラハラドキドキは1つしかないし、定型的で意外性もない。でもドキドキする。つまり燃費が良い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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シリーズ物のお約束的な楽しみは本作にもある。“腰抜け”という罵倒語がマーティには禁句であるとか、タネンが牛糞まみれになるとか。ただ、2作目(前作)にあって特に楽しんだのは、あの面白かった1作目の舞台の背後で実はこんなことが起きていたのかという、楽屋落ち的なおかしみだ。本作でのメインの舞台は(元々の時代設定である1985年から)100年前で、ほぼ独立した話になっている。その手のおかしみは欠いた。
さらに言うと、初作では、マーティが、「未来に戻る」というミッションの前に、自分の父と母を結びつけるという別のミッションを完遂しなきゃいけないという構成になっていた。本作の、ドクとクララの恋愛過程にそこまでの切実さはない(早く言えばどうでもいい)。
ドクは、20世紀末の世の中で、苦心の末にデロリアンを改造してタイム・マシンを製作した。どうして19世紀末の世の中に、機関車を改造してそれを作れるのか。しかも空まで飛ぶ。時空移転装置を作動させるに必要な1.21ジゴワットのエネルギーもない。こんなの許せば何でもアリの突っ込みどころ満載になる。本作(3作目)で潔く終わったのは綺麗だったかもしれない。
80/100(21/1/1...約30年ぶり再見)
★)イーストウッド渓谷(その後についた名でしょうが)に向かい、時速90マイルを目指して爆走する機関車のシーケンスですね。
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