[コメント] ジョー・ブラックをよろしく(1998/米)
繊細な感情表現がきちんと遣り取りを指向してる。逃げ出したくなるよな恥ずかしいときであってさえも。
感情をただおもてに表すだけなら訳のないことですが、きちんと言葉にして相手に伝えることってなかなか難しい。そういう難しさをいつも感じている人間からすると、言葉にするまでの主人公(スーザン=クレア・フォラーニ)の表情の変化(またよく動かす)がなんとも愛おしい。ぶっちゃけ「愛おしい」には自己愛の気持ちも入ってるから、そうでない人には見苦しい作品なのかもしれない。
ただ、ハリウッドの培ってきた感情表現の技法には、ちゃんと乗っかった演技であるように思ったけど。死神の話なのに画面が光に包まれていてとても明るく、しかもその光が間接照明みたいな柔らかさで、こちらの目を突き刺すようなことはないのもよかった。
85/100
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