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[コメント] 鉄道員〈ぽっぽや〉(1999/日)

同じ駅の駅長を17年超。定年60でも、40代前半で管理職コース。当時は出世を選んだのだ。家族のため?
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 当時、劇場で観た。それだけ話題作ではあったのか。つまんねえ映画だと思ったんだよな。そのことをここに書こうとして、始めのひと言を書き出したら、すべてを言い尽くした気になってしまった。のだと思う。

 今日、テレビの専門チャンネルで観た。さすがに丁寧に作られてはいる。でも、やっぱ僕の嫌いなタイプの映画だなと、あらためて思った。進化がないか。

 高倉健が晩年繰り返し演じたこのキャラクター。不器用で武骨で愚直で自分のできること以外は何もできない。これをイイと思える人のための映画だよな。自分勝手過ぎるのはともかく、それを結局自己弁護して自己正当化して自己美化している。気持ち悪い。僕は多分、20年前からそう考える人間だったのだ。

 映画について言わせてもらうと、脇キャラ(稔侍とか)に言わせるのではなく、佐藤乙松(高倉)自身が、これ(自分が昔娘に買ったのと同じ人形を持った娘が現れる)は何か白日夢でも観ているのではないかと思わせるフリがあって然るべきだったと思う。それが、和尚さんからの電話(墓石が倒れてたとかそんな話だったのかな? それもおかしいが。稔侍と行ったときちゃんとしてたからな)で、え?もしかしてと思うという。そこはあからさまでなくていい。でも、ぐつぐつと音を立てる鍋という描写では、圧倒的に表現不足だろう、霊魂の実在を匂わすには。

60/100(20/01/25再見、コメント書換、レビュー追記)

※以前のコメント:くだらない。

※※北海道の集団就職は5月にあったのか。そうではなく、浅田次郎は東京の人だから、北海道でも桜は4月に咲くものだと思っただけだろう。浅田はともかく(原作も知らないし)、それをそのまま何の検証もなく映像化して疑問を持たないこの映画に関わったスタッフ全員、アウト。

(評価:★2)

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