小売市場を抑える者が価格を支配でき、故に最もうまみを吸えるというのは、ダイエーを始めとするスーパーマーケットが新興勢力として伸し上っていった同時代の日本の流通産業とダブって見えた。その時代に正しかったからといって、答えは一つではないってことは、経営者であれば身にしみて分っていることなんだろうけど、(だから私がこんなことゆうのは余計なお世話なんだろうが）ジョージ・ユングはもう少し頭使えばよかったのにな、と思えてしまう。まあ、根っからの悪人ではなかった、ってところに救いがあるのかな。よくわからん。親父を超えるのは誰にとっても難しいね。

一つ言えるのは、働かずして稼ぐ方法はない、ってことだな。ああつまんねえ。

70／100(02/02/11見)

追記：KTA.さんのreviewによると、監督さん死んだんだそうだ。合掌。

追記2：それにしても｢早稲田松竹｣、珍しく混んでた。併映の『オープン・ユア・アイズ』を観に来た客だろうと思ってたけど、言われてみれば、かなり異質な方々も混じってたな・・・。