ニューヨークってそんなに停電が多いんか？　ってか、その停電、ストーリーとなんの関係もないじゃん！　邪魔くせえよ！

あまりに駄目な所が多すぎて、いちいち指摘してたらキリがないので、ラスト近辺のところだけ言うが、聴聞会の直前に談合再開ってのも芽茶苦茶な設定なんだけど、やるならやるで徹底的にやれよ。聴聞会に持ち込めば相手(業者)を叩き潰せるのに、談合の場で取り分10％増で手打ち、ってそりゃおかしいだろ。決定的な切り札を手中にしてるんだからさ。ってか人が一人死んでるのにそれでシャンシャン、って普通あり得ないだろう？　しかもあの場にいた連中(役人、政治家、業者連中)、誰一人レオ(マーク・ウォールバーグ)の口封じを考えなかったみたいで、後の公聴会(？)の席であっさり名前ばらされてやんの。それじゃ談合した意味ないじゃん。ってか盗聴器を気にしてお互い(の必要はどう考えてもないよな。相手だけで充分じゃん)素っ裸になるくらい神経質(単なる馬鹿？)なのに、そこだけ手抜かりなんてご都合主義もいいとこだ。だいたいレオはあの場で名前をばらしたところで、なんのメリットもないんだぜ？　それまで正義を追及する男ってわけでもなかったのに、突然正義の味方になるのはなぜ？(いや、結末にインパクトをつけるため、ってのはわかってるけど、それはおまえの心配することじゃない！・・・なんか頭錯乱してきた)　もともとお前は単なる車泥棒で組織に属していたわけでもないのに、“沈黙の掟”を破るとかなんとか、とってつけたようなこと言うな！　お前は何様じゃ！　

初めから終わりまで映画的な構成は崩さず保っていたので、そこは評価するから最低点にはならないけど、アメリカ映画でこんなつまんないの久し振りに見たわい。

60／100(02/02/24見)