発想はすごく良いと思う。 部分部分ではかっこよい所も有るし、この世界観、雰囲気はとても好きだ。 しかし登場人物のキャラ設定がちゃんとしてる割には使い方が勿体なかったり（岸辺一徳や船木誠勝なんかもっと良い使い方があったろう）、途中の話がどうも意味不明だったりして今一つ盛り上がらない。 何より致命的なのはチャンバラのシーン。一人ＶＳ大勢の時は一方的すぎて闘いになってないし、ラストの五条橋の闘いは編集し過ぎだよ。切ってはりゃ良いってもんじゃ無かろうに。あれじゃ殺陣が下手なのを誤魔化しているよう見えるって（実際下手なのかもしれんが）。１０秒で良いから１テイクでチャンバラを撮って欲しかった。 やり方次第ではずっと面白くなったと思われる話だけにとても勿体ない映画だったと思う。