犬の吠え声、鳥のさえずり、部屋を片付ける物音、雨、ニワトリの鳴き声、トーストを囓る音、嵐、ドア越しの慟哭。そういった自然音や生活音を丁寧に録音/再現し、劇伴音楽を控えめにして細やかに音を付けている。フォーリーが上手いのだろうか。また、小声のシーンが多いのにセリフの立たせかたも巧み。最近の邦画では出色の音響に仕上がっていると思う。

自宅観賞でもドンパチと違って5.1ch環境を揃える必要はないので、きちんとステレオ音場を再生できるように二等辺三角形位置にセットした2本の外部スピーカーで聴いてあげて下さい。

P.S. おでこを出した高橋真悠は昔の（カンゾー先生の頃の）麻生久美子にちょっと似ている。