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[コメント] 若き獅子たち(1958/米)

ドイツ側とアメリカ側双方から物語を描き出す手法で、戦争の現実を客観的に 捉えようとした意欲作。緊迫感のある演出など見所は多い。
ちわわ

それでありながら点数を低めにしたのは、 あまりにも「型」にはまりすぎていないか、と感じたから。

でてくる人間像がやや定型的すぎるし、戦争像も 定型的すぎる。ブランドには時々、危ない魅力を 感じ、好ましいのだが、それも作品全体のなかで生かされていない気がする。

客観が客観になりえていないもどかしさを感じた。

確かに登場人物を絞ったほうがよかったかもしれない。特にブランドのキャラは 戦争に対するいろんな葛藤を感じていたはずで、そのあたりがもう少し 伝われば型を打ち壊す可能性があったと思う。

(評価:★2)

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