[コメント] 真珠の耳飾りの少女(2003/英=ルクセンブルク)
そもそも謎の多い画家の人となりを描こうとする時点で、フィクション性は高いはずなのに、その地味で且つ細やかな演出が、フェルメール作品の静謐な雰囲気とマッチしていたのは、とても好感が持てる。
カメラ・オブスクーラや顔料の描写など、小道具の描かれ方が珍しいまでに丁寧だったのが、印象に残る。脚本自体はありきたりなんだけどね。ただ、謎の画家をミステリー仕立てにする陳腐さは無かったことがよかった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。