ジャン・リュック.. | チャップリン | 小津安二郎 | ヒッチコック | ジャッキー・チェ.. |
真珠の耳飾りの少女 (2003/英=ルクセンブルク)
Girl with a Pearl Earring
[Drama]
製作総指揮 | ピーター・ブロック / ニック・ドレイク / フィリップ・アードーズ / フランソワ・イベルネル / ダリア・ヨヴィチッチ / キャメロン・マクラッケン / トム・オーテンバーグ / ダンカン・レイド |
製作 | アンディ・パターソン / アナンド・タッカー |
監督 | ピーター・ウェバー |
脚本 | オリヴィア・ヘトリード |
原作 | トレイシー・シュヴァリエ |
撮影 | エドゥアルド・セラ |
美術 | ベン・ヴァン・オス |
音楽 | アレクサンドル・デプラ |
衣装 | ディーン・ファン・ストラーレン |
出演 | コリン・ファース / スカーレット・ヨハンソン / キリアン・マーフィ / トム・ウィルキンソン / ジュディ・パーフィット / エシー・デイヴィス / アラキーナ・マン |
あらすじ | 17世紀のオランダ。タイル職人の娘グリード(スカーレット・ヨハンソン)は、家計を支えるために、下働きに出ることになった。それは画家フェルメール(コリン・ファース)の屋敷。子だくさんの彼の家は、貧窮にあえいでいて、絵を売るために、パトロンに頭が上がらなかった。グリードは彼の家で一生懸命働くが、絵心のある彼女は、フェルメールの絵に強く惹かれていた。彼はグリードに絵の具の調合を手伝わせ、アトリエ部屋で二人で過ごす時間が増していくが、二人の間が親密になってゆくのを、彼の妻はいらだつ思いで、見つめていた・・・。 [more] (プロキオン14) | [投票] |
色使いといい、構図といい、一瞬一瞬が絵画調なので、ため息つきながらの鑑賞となった。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(5)] | |
光の自由自在な操り方は明暗のコントラストを際立たせて鮮やかな色彩を浮かび上がらせ、微妙に歪んだ遠近法は画面の隅の静物の細かい質感まで描き出す。ほんとうに美しい。 [review] (_) | [投票(3)] | |
この映画は監督のものでも、脚本家のものでもない、完全にスカーレット・ヨハンソンのものだ。そして彼女を描き切った本当のフェルメール、勿論コリン・ファースなどではない、美術監督のベン・ヴァン・オスと、撮影監督のエドゥアルド・セラに最大限の賛辞を贈りたい。 [review] (町田) | [投票(5)] | |
映画が始まった瞬間から放つ絶妙の色合い、終始えも言われぬ緊張感を漂わせ指先一つで男女の機微を表現する… たった一枚の絵を題材にこの映画は一体どこまで魅せてくれるのかと怖くなった。あぁスカーレット・ヨハンソンの透き通った白い肌! (レディ・スターダスト) | [投票(4)] | |
敢えて言う。この映画は飽く迄も「表面」に留まり、また、誰もが期待するようなメロドラマとしても不完全燃焼で、「まるで絵画のような美しさ」の映像の域を出ていない点にこそ、その芸術性の粋が輝いている。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] | |
スカーレット・ヨハンソン、まだ19歳(撮影当時は18?)なのに、この背徳的な色気。ある意味、同じ十代のキーラ・ナイトレイの「明るさ、軽さ」とは正反対。 [review] (プロキオン14) | [投票(3)] | |
一枚の絵画の裏にある制作秘話が、同時に一つの鑑賞の視点を与えてくれる。これは映画が実現した、絵画鑑賞の優秀なガイダンスだ。 [review] (G31) | [投票(2)] | |
「映画」と「絵画」の異同についての考察の映画。エドゥアルド・セラが操る光と構図の絵画性。カメラ・オブスキュラのくだりは史実に沿った描写というよりも映画の起源についての言及だ。コリン・ファース主観としてのスカーレット・ヨハンソンのクロースアップも「アップであること」の確固たる意味を持つ。 (3819695) | [投票(1)] | |
すごくキレイに仕上がってて、すべてにおいて計算されつくした演出が見えてくる。スカーレット・ヨハンソンはすごく美人だとは思わないけど、魅力がズシリと重い。奥様のヒステリックな迫力にもまったく負けない存在感。カッコイイ・・。 (あちこ) | [投票(1)] | |
“青いターバンの女”として認識が強かったんで「耳飾?首飾りじゃないの?」と思ってしまった。 [review] (TO−Y) | [投票(2)] | |
運河や石造りの街並、橋、肉屋に並んだ豚の頭、洗濯窯…17世紀オランダ・デルフトを映像として甦らせる世界構築に感服する。そして油彩のキャンパスの手触りをフィルムに焼き付けるエドゥアルド・セラの映像美。 [review] (緑雨) | [投票(1)] | |
絵描きならスカーレット・ヨハンソンのような女(モチーフ)を描きたいに決まっている。それを分かってやらんでどうする、家族よ。残酷なようだが、鏡を…。フェルメールの穏やかな色彩に包まれた、エキセントリックな毒。 (chilidog) | [投票(1)] | |
正直スカーレット・ヨハンソンがコリン・ファースの事をどう思っているのか分からなかった。でも綺麗な映画だったし奥様の「この家からでていってちょうだい!」の迫力はすごいし飽きずに観れました。 (kaki) | [投票(1)] | |
絵筆や絵の具、キャンバスやイーゼル、絵付けしたやきもの。椅子やテーブル。装飾を施した窓、ガラス。暗箱。洗濯用の石鹸、生成りのシーツ。メードたちのかぶっている頭巾や仕事着。彼女らのあれた手、で、磨き上げられる金属の食器。カメラ・オブスキュラ。 [review] (kazby) | [投票(1)] | |
フェルメールとグリートの信頼関係の描き方が秀逸。 [review] (わっこ) | [投票(1)] | |
現在('20)のチャン=ツィイーが『初恋のきた道』('00)を演った(そして成功)ようなものだ!と思ったのだが、2003年はS.ヨハンソンにとってはまだまだ開花直後だったのだね。☆3.5点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] | |
この映画を見てから、あの絵を見たいですね。どこに飾ってあんの? (ぱちーの) | [投票] | |
いったい何を撮りたかったのだろうか。エドゥアルド・セラのキャメラと、ベン・ヴァン・オスの美術と、スカーレット・ヨハンソンの存在感に圧倒され、押しつぶされてしまったように中味が欠落している。見た目の美しさ以外に感動のない空っぽの映画。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
美しい。以上。 [review] (ぱん) | [投票] | |
駄目メロドラマ [review] (Kavalier) | [投票(6)] | |
ストーリーもばかばかしく陳腐なので、要するにフェルメールの画風の再現だけが目的になってしまっている映画だけれど、できあがってみればファン・メヘーレン。 [review] (月魚) | [投票(5)] | |
情欲のこもった絵筆の描いたものと「名画」を規定する不幸。あるいは、女性週刊誌並みの覗き趣味。 [review] (水那岐) | [投票] |
Ratings
10人 | ||
33人 | ||
47人 | ||
10人 | ||
1人 | ||
計 | 101人 | 平均 | (* = 1)
POV
お手軽サイズ(100分以下)の作品集 (スパルタのキツネ) | [投票(24)] | FILMの中の美の巨人たち (いくけん) | [投票(21)] |
私の好きな歴史映画 (ルクレ) | [投票(2)] | 盲目 (Lostie) | [投票(2)] |
English as Lingua Franca (Yasu) | [投票(1)] |
Links
IMDBで検索 | The Internet Movie Database |
検索「真珠の耳飾りの少女」 | [Google|Yahoo!(J)|goo] |
検索「Girl with a Pearl Earring」 | [Google|Yahoo!] |