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[コメント] 電気屋敷(1922/米)

最初から最後まで舞台装置を駆使したギャグシーンの連発でコメディ映画としては申し分なし。
わっこ

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電化屋敷での大騒動を描いたコメディ。

この映画に於ける電気屋敷の舞台装置の素晴らしさに尽きる。サイレント映画の時代に、今見ても十分斬新でこれだけ奇抜な舞台装置を発想できるバスター・キートンはやはりすごいと思う。全ての舞台装置を前半で紹介し、それをただの見世物にせずにギャグシーンに一度だけでなく何度も利用していくところは見事というほかなし。

構成的には『キートンのハイ・サイン』で培った舞台装置の技術を極限まで高めてような感じだが、キートンに電気技師としての職を奪われた男が、舞台装置の操作室をいじって屋敷に来た人々を騒動に巻き込むところはコメディながらもどことなく『13ゴースト』を彷彿とさせられる(公開は『電気屋敷』の方が先だが)

最初から最後まで舞台装置を駆使したギャグシーンの連発でコメディ映画としては申し分のない出来。

(評価:★5)

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