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[コメント] チャーリーとチョコレート工場(2005/米=英)

バートン監督独特のメルヘンチックでファンタジックな世界観がこの作品でも構築されていて、全てをCGに頼らず、セットを組んでいるところも、この作品に関してはリアリティがあってよい。
わっこ

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小説「チョコレート工場の秘密」の71年『夢のチョコレート工場』に続く再映画化。

ティム・バートン監督独特のメルヘンチックでファンタジックな世界観がこの作品でも構築されている。全てをCGに頼らず、セットを組んでいるのも、この作品に関してはリアリティがあってよい。

チョコレート工場のオーナー、ウォンカが招待した子供たちに罠を仕掛けて、イタズラっぽい罰を与えるブラック・ユーモアな展開。最初から優勝はチャーリーと決まっていた出来レースっぽい感じなのだが、こういう子供たちを登場させるきっかけを作ったのはウォンカなのに、その子供たちにひどい仕打ちをするウォンカの行動目的というのが今ひとつわからない。また、リアリティを考えると、あそこまでやったらイタズラではなく、犯罪であろう。

それと、チャーリーはいい子供という設定なのだが、最後に道で拾ったお金を使ってチョコレートを購入するという姿勢がちょっと腑に落ちない。金のチケットが当たった後、このチケットをお金にしようとまで言っているチャーリーなら、例えわずかでも道で拾ったら、チョコレートを買うのではなく、そのお金を両親に生活の足しにしてくれと渡す、もしくは警察に届けるのが本来取るべき姿勢ではないのか。また、チャーリーがチョコレートをどうやって買ったのか、問いつめない両親の姿勢も気になった。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

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