[コメント] ダスト(2001/英=独=伊=マケドニア)
オープニングで現れる読みにくいタイトル文字は、それに続く本編の難解さを表しているのか。[恵比寿ガーデンシネマ1/SRD]
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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監督にテクニックがあることは分かる。しかし、物語の中へ語り手が介入したり、またその物語も語る相手によって内容が変わる(2000人のトルコ兵が勝手に20人に減らされたり)など、その語り口には反則技が多いような気がする。
同じ物語が「語る人」の主観によって少しづつ変わるのはあり得ることだが、「語られる人」が恣意的に変えてしまうのはいかがなものか。物語はあくまで「語る人」の主体が尊重されるべきだと思うのは、自分だけなのか。
前作『ビフォア・ザ・レイン』では時間のループを使った構成に舌を巻いたが、今回ラストで使われている似たような手法は、どうも安易なオチに走っているようで、これもまた消化不良の感。
それとも、やはり自分が本作の奥深さを何も分かっていないだけなのだろうか。
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