[コメント] トップ・ハット(1935/米)
アステアが体現する「Top Hat, White Tie and Tails」に象徴される上流社会。しかしアステアはその社会をおちょくっているようにも見える。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
シルクハットにホワイトタイ、燕尾服の舞台上の男たちをタップで“撃ち倒して”いくアステア。しかしその“銃口”は舞台上だけではなく、ホワイトタイを締め燕尾服を着た観客にも向けられている。そもそも最初のシーケンスで、アステアはむっつり黙りこくったイギリスの紳士たちの場をかき乱しているではないか。アステアがアメリカ人であるということとも何か関係があるのだろうか。
…などという小難しい考察はこの作品には似合わないので自分の感想を言えば、ストーリーは中盤過ぎくらいまでは面白かったのだが、オチが予想とちょっと違っていた(もっとスカッとする展開にしてほしかったなあ)のと、ダンスシーンが思っていたより少なかったのでこの点数。
ラスト近くの群舞シーンでは「あ〜れ〜」「よいではないかよいではないか」とアフレコしながら観よう(笑)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。