これって結局は「トムトムのエロイーズへ寄せる想い」を描いただけのストーリーだと思うのだけど、それをここまでふくらませることのできたヴェンダースはやっぱり凄い。

ところで、カンヌ映画祭でプレゼンターを務めていた時のミラ・ジョヴォヴィッチを、この映画より先にCS放送で観て、その時は笑顔がキュートで魅力的な女優だと思ったのだが、この映画の中ではその笑顔がほとんど見られなくてちょっと残念。ちなみにパンフの情報によると、彼女は私より5日だけ若いらしい（あっ年齢がバレる…）。どうでもいい話だが。