[コメント] クレイドル・ウィル・ロック(1999/米)
噛むと硬くてスジが残る牛肉のような映画。理屈っぽさというスジが残るのだ。
テーマはいい。キャスティングも悪くない。キャメラもなかなかのもの。しかし、どうにもこうにも鼻持ちならない「このテーマなんだから、観客がついてきてね」的な押しの強さに二歩も三歩も引いてしまう。『キャバレー』の半分でいいからもう少しこなれのよい展開にして欲しかった。ただ、ビル・マーレイの演技には鳥肌が立つ。『キャバレー』のジョエル・グレイとは芸風は違うが(あるいは違うがゆえに)、見事に拮抗している。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。