すごい以前に血液型性格の本を読んだのだがその中に元々の各タイプには大昔住んでいた場所の影響があるのではないか？というものがあった。

ちょっと特徴的なものにA体質はジャングル（先が見えないので常に身近の出来事に神経を集中する）、B体質は草原（障害物が無いので遠くの出来事に興味を持つ）ってのがあった。

この映画はそういう意味でB体質をえらく刺激するのだ。「遠くで何かあったらしい」こう聞いて黙っていられない俺。しかもその何かあったらしいというヒントが「犬を撃ち殺そうとするヘリコプター」だもん。掴みとしては最高部類でしょう。もうこっから気分は一隊員よ。

ところで あの爆破された基地に異生物の死体は無かった方がより良かったと思うのだ。ついでに冒頭の地球に何か降り立つシーンもいらない。爆破されて死体が散乱しているだけでよかった。そっから本国と通信したり事件解明に乗り出したりするんだけど全然理由がわからないままにする。世界中でニュースになって「テログループの仕業か！？」とか憶測が飛ぶわけだ。

でもこっちは覚えてるわけですよ、冒頭で犬を撃ち殺そうとしていたヘリコプターのシーンを。で、映画の最後の方であの「犬小屋」で犬同士のにらみ合いのシーンになる。周りの犬に囲まれた例の犬にずーとアップになっていく。

プルプル変な震え方をする犬のアップで「つづく」

少なくとも二作目はB体質の客で埋まるという保障付き。 なら犬とヘリのおっかけっこだけで２時間でも良いんじゃないか？って言う意見もあるだろうがそれじゃカルトだし（普通に本作はカルトだが）。