つーか、ホントに酔って。実は、家で『アフリカン・ダンク』を見ながら飲んでたら、飲みすぎてヘベレケ状態で映画館へ（いや、チケットを既に買ってたんすよぉ）。もう吐きそうで（っつか、家で吐いた）ぐったりしながら鑑賞（←どうか、笑って許して！）。だめな。そんな状態で見ると。映画館に入って暗くされると、もー、ダウナー系でいっちゃったかのように沈んで見てしまって、我が妻の「楽しかったね」という一言が遠くでこだましてました。でも、酔ってたわりにはしっかり見れたってのは、体が死んでた分、意識だけがちょっと浮遊してたんで、集中力はすごかったのかも。１つ前の５つ右に座ってた紅のスーツに身をつつんだ、推定２４歳の水系ネーチャンが隣の男とペチャクチャしゃべってたのが何を言ってるか聞こえるぐらい集中してた（つまり、気が散ってたんだけど）。酔って前から３列目はキツイっす。最後の名前が行ったり来たりする所でかなりダウンしました。

んで、まぁ軽い、お手軽、お気軽、極楽な映画だな。最近、やたらと気軽にチャチャッと作る映画が多いような気がするのは、なぜだろう？あんなに気楽に作ってるようで恐ろしい金額の予算が飛び交ってるんだろうな。恐ろしいな、ハリウッド。ハリウッドというか、映画産業。映画１本にかかる予算の０．１％でもうちの会社に投資してもらえないだろうか？ハッ！そんな弱気でどうする！いかんいかん（今期・前年比１２５％。夢は遠い）！ともかく、緊張感が無い分、酔っ払いにはちょうどいい映画だったのかも。でも、一人で来てたら間違いなく「『WASABI』に変更しろ！」と窓口でのたまったっと思う。やだねぇ、酔っ払いは。その前に一人だったら行ってないか…。

酔いが覚めたら見直すか、あるいはシナトラの方を見てから見直すかしようかな。とりあえず、酔って吐いて、ヨタヨタしながらぐったりしてた酔っ払いが冷静に見た結果、普通な映画だった。そんな批評で許されるのだろうか。