…あ、オレか！オレが死ぬべきだったのかー！うーむ。悩むなぁ、おい＞悩むのか？

悩んでも仕方ないから楽しく生きる。それも人生。過去にすがって生きるよりも今を生きたい。そう思わないと生きていけないと今は思う。まあ、たぶん、まだまだ人生は長いからさ。

てな人生観はともかく、いわゆる「ロックバンド」における創世記から衰退期までの興亡をよく表した映画ではあった。福岡という限定された土地に縛られるわけでもなく（ていうか、地元民じゃないとそこら辺は判らないんだろう、たぶん）、『ラストソング』のような（比べるのも可哀相だが）しょうもなさからはほど遠い。

ま、満点じゃないのは、陣内の生き様っていうかロック観ていうか、そこがオレの愛したロック大バカ野郎どもとは違い過ぎるのが難点なだけだ。要は「有名になりたい！」てだけでロックはその手段の一つに過ぎないっていう、陣内にとっちゃ方法は何でもよかったんちゃうのか？っていう、そこがな、醒めるっていうか、感情移入できないっていうか。

どっちみち、思い出として振り返るにはちょっと早いんじゃないか？まだ４０半ばだべ。と思わないとオレが今を生きていくのに辛くなるから、そう思うことにしたい。