[コメント] ウィークエンド(1967/仏=伊)
この破壊的な魅力を認めた上で言えば、少々ひいたところから見てしまった。たとえ細部が面白くても、笑うに笑えなかったり、テンションについていけなかったりした。
私のような鑑賞者にとって決定的に足りないのは、同時代性、これにつきると思う。リアルタイムで体験できた人にしか共有できない熱がここには封じ込められてるようなので、どうしても少しひいて見てしまった。
67年て、あのドラムの人のかっこ見ればあれですが、まさしくサージェントペパーの年なわけで、その衝撃の本当のものすごさが、同時代の他の音楽を聴くことでしか今は確認できないような、そういうもどかしさを、この映画にも感じた。「中国女」や「東風」もそうだろうけど、でもこれが一番面白かったから、やっぱりこれは惜しい。
67年に間にあわなくてスミマセン。
(よって「愛の世紀」に静かに熱狂中・・・・。)
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