[コメント] この素晴らしき世界(2000/チェコ)
すべては皮肉のめぐり合わせ。世界はちっとも好意的じゃない。だけど人生は起き上がりこぼし。それでいいやという気になれる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
きのう迫害され虐げられた者は今日の暴君となる。そして歴史は繰り返す。
「○○ちゃんのぶん」と、すでに壊れているSSの上司の頬をぶつ子ども。「ぼくもわたしも」と彼の頬をぶちたがる子ども。
憎悪はやすやすと子孫に引き継がれる。
「こんなどうしようもない世界」。
だけど「そこに居つづける」ことしかできない世界。だから人はしぶとく生きる。
8ミリ風の手ぶれディジタル(なのか?)映像はときどき目障りだったけれど、ひさびさにサウンドトラックが欲しくなった。音楽の、「うたれづよい」感じがいい。
英語のタイトルは、成句(ことわざ) United we stand, divided we fall の下の句。
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