時代の波に翻弄されているようで、その実たくみに寄りそい上手に乗りこなしていく男。その傍らにはいつも、手綱さばきに長けた妻や唯一無二の家族、互いの弱い部分をも知る友がいる。

ひとりでは、悲劇を喜劇にすることなどできない。そのかなしい思い出を、笑いに昇華することなどはできない。

支えてくれる誰かがひとりでもいるならば、それでもう十分じゃないか。

好きなだけ弱音を吐いて、ひょうひょうと活きていこうぜ。ケツをまくれ！　そして（何が何でも）まずは活き抜いていこうぜ。

生きること。そして活きること。それがすべての前提。