[コメント] タワーリング・インフェルノ(1974/米)
70'sのパニック・ムービー全盛の時代に生まれた最骨頂。豪華なパーティーシーンとその後の展開のギャップが衝撃的。洋画劇場で何度も流れるのを家族と「また、これ?」と言いつつ観てた記憶。逃げまどい右往左往する豪華ハリウッド・スターを茶の間でのほほんと観る醍醐味。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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マックィ−ンとニューマンの個々に立場は違えど、正義感に溢れヒロイックな精悍さは物語を活気溢れるものにしているが、本作をよくTVで観ていた子供心にはサイドストーリーに目を奪われた。やはりアステアとジョーンズのカップルのエピソードが感傷的で秀逸。子供を助け、自らはエレベーターから落下してしまうジョーンズのシーンは泣けてしかたがなかった。娯楽パニック・ムービーに徹しているようで、利益最優先で、人間性を欠くオーナーの麻痺した感覚や、手抜き工事などの社会への警告もきちっと描いているのでシャープさも光る。同じ監督の『ポセイドン・アドベンチャー』よりも高層ビルがテーマだけに本作の方が見近に感じ恐怖感が湧く。痛ましいホテル・ニュージャパンの火災や9.11テロが起き、フィクションの意味合いが濃かった製作時より数倍、ノンフィクション色が濃くなってしまた今の現実に驚いていたりもする。
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