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[コメント] ゴーストバスターズ/アフターライフ(2020/米)

第一作を見ていないのに何故か楽しめた。きっと地道な「見せ方」がよかったんだと思う。 祖父の遺志を継ぎつつも、決して真似っこをしない姿勢が、随所に明示されている。 あと、「ハロルド」についての小さなトリビア↓
YO--CHAN

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







(トリビア続き) 本作の製作時には既に天国の人だったハロルド・ライミスのゴーストを、終盤どうやって撮影したのか?

寅さんみたいにCGかと思っていたら違いました。IMDBによると、第一作の監督アイバン・ライトマンが演じていたそうです(クレジット無し)。アイバン・ライトマンというと、本作の監督のお父さんなので、「父」が「父」を演じていた事になります。(そして本作公開の翌々年、彼自身もゴーストになってしまいました、合掌)

あとこれは単なる好みですが、主役の少女キャリー・クーンに、何か不思議な存在感を感じました。 終盤、ゴーストに放たれた陽子線に照らされた静かな横顔に、嘗ての実在の科学者、テスラ博士を連想したのは私だけではないと思います。

本作は、敢えて旧作とのベタベタな繋がりを廃し、有名なあの主題歌もエンドタイトルに留め、あのマークも偶然シャワーがかかって子供達も知らないうちに浮き出るという形をとっています。「今度は君たちが自分で」という力強い継承を求めたかったのだと思いますが、まさか公開翌々年に・・・奇遇が多い作品だと思います。やはりゴーストのおかげかと。

(蛇足) エンドタイトル後にわざわざ追加された、その後大富豪になった旧メンバーの一員による支援を示す映像の意味が謎です。「国とか大学にはもう期待するな、これからは財団だ」という事でしょうか?

(評価:★4)

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