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[コメント] ライフ・イズ・ビューティフル(1997/伊)

こういうふうに子どもを育てられる親になりたいと思った。
まゆ

戦争とかなんとか・・・ 過酷だろうとは思うけど自分が経験していないだけになんとも言えない部分ではある。その部分で考えたことはどうもすべてうそ臭いと自分自身思ってしまう。だから、やっぱり自分が身近に考えられる切り口からこの映画を見てみたいなと。

そう考えたときに、やはり親子の関係、家族の関係というのが考えやすかった。まだ私は子どももいないし、結婚もしていない。しかし、そろそろ(いい歳なのよね・・・)・・・なんて考えることがあったり、仕事柄いろいろと親子の在り方を見たり考えたり、自分自身の親を見たり・・・と結構いろいろ考えるところがあった。

グイドは、すごく前向きで常に明るく自分の愛する人たちを楽しませ不安な思いをさせないようにしている。単なるバカな男に見えて実は計算しつくされた明るさなのかもしれない。そう考えるとなぜか急にすごく彼の存在が切なく感じてしまう。彼の心の中の不安や悩みはどこへやられるのだろう?

一人の親としての彼の子どもへの接し方に憧れる。しかし、私には絶えられないと感じた。私だったら・・・う〜ん、そう、パートナーには愚痴ったり当たったりするだろうなぁ・・・。そういうのがないとやってられない。

個人の性格の問題かもしれない。だけど、グイドが男性であり父親であるということも考えるとますます切なくなる。「男だから父親だから家族を支えなきゃ」そういう気持ちが彼に無意識にあったとしたら、やはりつらいなぁと感じてしまう。もともと、弱音を吐くようなタイプの人間ではないから問題ないといわれるかもしれないが。

それにしても、父親(グイド)の存在が大きすぎて、母親の影が薄すぎた・・・。何も解らないお嬢様がそのまんま母親になったってかんじ。

(評価:★4)

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