[コメント] 雨(1932/米)
主人公が追い込まれていく中盤の展開が階段上下差を生かした佳境で決着するのだが、その幽体離脱を思わせるカメラのティルトアップは描かずともの映画論法の昇華形。長回しを含めマイルストンの演出は冴えてる。止まない雨の閉塞もラストを際立たせた。
(けにろん)
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