久しぶりにビデオで観ましたよ。「殺し屋１」が近くでやってないので、かわりのバイオレンスものを探したらこれに行き着いた。ホラーなんですけど、突き抜けたバイオレンスと言ってもいいでしょう。

この監督、何考えてこの映画撮ったんだろ？圧倒されます。 変態パワーが凄すぎて、笑いの域にまで到達してます。変態一家のそれぞれのキャラもすごい。じいさまに生き血吸わせたり、金槌持たせたり、それを何度も落としたり、痛快です。

最初に観た時は凍りついちゃいましたが、２度目に観ると、こっちも余裕ができるのか、随所に笑い所満載で楽しめちゃいます。ラストに象徴されるように、とことん陰惨でありながら、乾いた（つか乾きまくった）ユーモアのセンスも伺えます。そのあたりのセンスの振れ幅が広いのもトビー・フーパーさんならではでしょう。マジにいけば「ポルターガイスト」になったり、外し狙いだと「スペースバンパイア」になるという、引き出しの多さがカッコイイ。

話は飛びますが、そのまんまなカルト外人レスラー「レザーフェイス」もすごい。ＩＷＡジャパンとか大日本プロレスでデスマッチばっかやってましたね。あのまんまチェーンソー持ってリングにあがっちゃうんだもん。とにかく場外乱闘専門。笑わせてくれます。よくもまあ。こんなキャラ考えたもんだと感心しますが、まだいるんです。「ジェイソン・ザ・テリブル」とか「ブギーマン」とか。マニアだなぁ・・・。

やっぱ邦題だけはなんとかして欲しいですね。まあ「悪魔のいけにえ」つっても当たってなくもないが・・・。そのまま「テキサス・チェーンソー・マサカリ」のほうがカッコイイと思います。