オープニングからタイトルバックまでのシャープなテンポは、近年にないカッコ良さ。できればラストも、始めと同じようにビジュアルに凝るかオシャレなオチが欲しかった。

どれだけハイテクが進んだりスケールが大風呂敷になっても、結局はボンドの人間臭い熱情に一番惹かれてしまったりする。アクションなら当然タイマン勝負。今回は、その辺をうまくくすぐってくれる部分もあるのだが、ケレン味を通り越したスーパー娯楽にもかなり足を踏み込んでいて、そのバランスが微妙にもどかしかった。

ブロスナン、顔の老けかたがそろそろ限界感じさせる。スーパーアクションならもっと若い人の方がいいのでは。ロザムンド・パイク、惚れちゃった。

４に近い３点。