冷酷な連続殺人犯と頭脳戦をやっている筈が、いつの間にか国民のモラルの話になり、人情噺で泣かされている自分に「アレッ!?」…って事ですね、詰まり。

しかしネット上で犯人と対決ってのも、映画的にもうお手軽だよな。

政治家共の汚さが全然追求されず、最も腐った部分が見えてない事が映画の綺麗ゴト感を強めてます(水谷 豊の立ち振舞いにアタシが慣れてない分尚更)。

やっぱり西田敏行じゃ犯行に説得力が無いんだよな。あれだけやった人間が最後に弾ナシの拳銃呑み込んで行かんて。本仮屋ユイカ(真犯人)が血の涙を流し乍ら競技場で爆死でもせんと納まりつかんと思う。TVでどうなってるのか知らないけれど。