IT技術の進歩による監視社会の恐ろしさを描いた(SF)映画はこれ迄にも数多くある。『エネミー･オブ･アメリカ』('98/米) 『イーグル･アイ』('08/米)等だが、日本でやるといつも安っぽく単調な話になってしまう。本作も『プラチナデータ』('12/日)から何の進歩も無かった。主人公(大沢たかお)が監視網をスリ抜ける様子が場当たり的で説得力が無い(詰まりこれではムリ！という事)。周辺の登場人物達も添え物感が半端無く、定型的な感傷装置でしかない。××の「落ちっぷり」に至っては噴飯もの以外の何者でもない。

皆さんのご意見も拝見しましたが、余り本気で心配してない様ですね。…