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[コメント] マイ・ブロークン・マリコ(2022/日)

遺骨Dashシーンの描写が秀逸。後から原作漫画もパラパラ見たが、映画の画作りが悉く見事。☆3.8点。
死ぬまでシネマ

平庫ワカの原作も感情に響く強さを持っているのだが、映画の画作りはその再現や実写化という範疇を超えてキマっていた(遺骨に枕丼の場面とか)。その際たるものが遺骨Dashシーンなのだが、それも矢張り永野芽郁という人間が在ったればこそだろう。

奈緒窪田正孝による名演の存在もあるが、永野の人間性が大きい(発車前に開封し切ったのにはマケた!)。本作の為の『地獄の花園』('21年)だったのかとすら思う。最近「人間力」を持った女優が育ってきているのは頼もしい限りだ。

(評価:★3)

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