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[コメント] 生きたい(1999/日)

面白いのか、詰まらないのか、と訊かれれば詰まらないのだから、これはもう、どうしようもない。★2.6点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
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まさか公開時にこんな映画観に行く訳は無いが、所々懐かしかったから、前回(どこかで観た時)も最後まで見ていたようだ。

三國連太郎吉田日出子の演技は素朴に良いし、大竹しのぶのこういう所は正直ホント嫌いなのだが、それでも瞳の輝きや表情には惹き込まれてしまうのを否定できない。宮崎淑子も最悪な演技だが、これをしつこく続けて行けば松坂慶子になれるというものだ。

本当に新藤兼人ってのは、林 光の音楽までついて勘弁して欲しい演出ではあるものの、合う合わない以上に映画創りの手前で止まっちまってるなぁ。最後のシーンで徳子(大竹)がライフルぶっ放すのは全然いいんですよ。本当にカラスを撃ったのか、本当は親父を殺したのか、結局親子でいがみ合っている事(老人問題が解決しない事)の比喩なのか、それは新藤演出な訳ですから。しかしちゅうてつさんが言う通り、物語と現代の楢山節考をリンクさせて新たな意味を生み出さない限り、この映画の映画としての存在意義は無いだろう。

1996年に三國親子が競演してるけど、ここでも親子競演あったのね〜。

(評価:★2)

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