さてさて、どんな料理が画面に出てくるのかと思えば料理などチラッと写る程度。なるほど、この映画自体がいろんな素材を手際良く仕上げた一つの料理だった。 こうして批評が付きまとうところといい、人々の心を満たすところなど、料理＝映画の共通点ってかなりあるということを再認識。この映画でもスパイスや隠し味が効いており、後味も格別に良い。「料理は愛情！」とは「夕食バンザイ」の結城先生のお言葉であるが、「映画は愛情」では成り立たず。いやいや「シベリア超特急」などはどちらかといえば「映画は愛情」の部類にはいるのだろうな。だからやっぱ成り立たず。。。やっぱ監督（シェフ）の手際が良くないと。そう言った意味では、オーナーのルイも、実に手際良く一つの料理を仕込み、「復讐」という料理を完成させた一流のシェフであった。

しかしダンカンの料理はよっぽど美味いのだろうな。でなけりゃとっくにクビでしょう？だから相当に美味しいんだと思ったね。「ダメな子ほど可愛い」の範疇では無いもの。 まったく関係ないけど、仕事の合間に野沢直子と短時間で愛し合うあの体位、あれキツイです。腰に来ます。そして、「外人パワー」を感じてしまうのです。

そうそう、あと、ウード。よく寝れたなあの女記者と。すごいよあんた！俺には添い寝も無理難題。