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[コメント] フライトプラン(2005/米)

きっと作者は、他人の事我関せず、という社会について強調しようとしなんだろうが・・・
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







確かに言いたいことはわからなくはない。

電車に乗っても飛行機に乗っても、特に都市部における乗客(極端に言えば他人)は全く「我関せず」である。だから案外、他人が子供を抱えていたとか、荷物を持っていたなどということに感心がない。自分のことで精一杯なのだ。

しかし「だから何だ」ということである。

この映画では始まりの不気味で意味深ないくつかのシーンが暗示的であるが、映画は予告編の域を超えない。そして結末(というか犯人)は、もしかしたら最も主人公の理解者だったというのも話としては悪くない。

しかし「だから何だ」ということである。

要するにテーマが誘拐だとか、飛行機だとか、変質者だとか、いずれも絞られていないせいもあって、見終わった後全く印象が薄い。

ジョディ・フォスターは大好きな女優だが、知的女性の彼女がなぜこのような映画に出てしまったのかも良くわからない。『パニックルーム』の延長で「母親としての強さ」に連続的に挑戦しているのは良いのだが、それもあまる続けると「またそれかい」という感じがする。

(評価:★2)

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