[コメント] 時をかける少女(2006/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
少し臭いお話ですが・・・
この映画をどうしても見たくて、封切最終日近くにうちのママと新宿まで見に行きました。(レディースデーで1000円でした)
二人で映画を見るということがここ数年ほとんどなくなってしまったので、この映画を「どうしても見たい」という私の願望(それは細田作品だからです)のおかげで久々のデートとなりました。
小さな映画館でしたが、平日の昼間にもかかわらず結構込んでいて、それでも比較的見やすい席に座って、二人でプログラムを読んでいたら、なんとこの原作が1960年代に書かれた原作でることに驚きました。
すなわち、私たちが小さい頃NHKで見た『タイムトラベラー』の世界であって、確か夕方だったと思いますが、必死になって話題についてゆこうと見ていた思い出がよみがえります。
そして角川映画として製作された映画、それは大林宣彦の世界でしたね。
などなど、この映画にかかわる話題を取り上げると話が止まりません。
そして本作。
なんと現代的な、そしてなんと現実的なSFなのでしょう。登場人物も我々が読んだり見たりしていた頃の優等生ではなく、未来人もやや落ちこぼれ風だったりしてとても臨場感があります。
つまりは、現代の中高生像というのはこういうイメージなのだ。
そんな中にレトロな世界(家の風景など)を織り交ぜつつ、生きることと死ぬこと、そしては恋愛に変わる瞬間のときめきなど、原作にもないとても素敵な恋愛ドラマが描かれていて素晴らしかった。
細田監督に感謝!
映画の後、ママと食事をして帰宅。 そしていつもの日常。でも少しの時間が昔昔の大昔を甦らせてくれました。
ありがとうございます。
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