これだけのキャストをそろえて、面白くなかったら怒るぞ！ というぐらいすごいキャスティングでしたね。

誰も彼もすごい役者ですが、原題にあるとおり「MARVIN'S ROOM」なんですね。つまり、これは父親の家、そして父親の存在に気づきながら、誰もそのことを語ろうとしない。そんな寂しくも悲しい父親の姿。そして家。これがこの映画のいいところ。

だから３点。

でもダイアン・キートンはいい人すぎ。プロデューサーとして参加しているロバート・デ・ニーロもいい人すぎ。年をとるといい人になりたのかな。

かつて『ミスターグッドバーを探して』とか『インテリア』でかなり厳しい役を演じたダイアン・キートンや、『ダクシー・ドライバー』や『レイジング・ブル』で強烈な印象を与えたロバート・デ・ニーロではないですからね。印象が薄い。

対してメリル・ストリープはうまい！すごいと思う。それが乗り移ったようなデカプリオも良い。

デカプリオはうまいけど、最近イマイチだね。印象が変わらないよ、この頃と。もっと冒険しても良いのでは？メリル・ストリープに教わるべし！