この映画は小泉純一郎サンに見てもらった方が良いんじゃないの？あの人映画好きらしいから。正直アメリカ人にしか理解できない部分がこの作品にはあったね。平和ボケの生活をしてる日本人にはピンと来ない。日米安全保障条約で「守ってもらっている」国の正体は知っておいた方が良いなぁ。いつ六本木ヒルズあたりにテロ起こされても不思議じゃないからね。

　アメリカは全然自由の国じゃないね。こういう映画が作れる自由は保障されてるけどマイケル・ムーアはＦＢＩの危険人物のリストに入ってるなぁ。「愛国者法案」ってスゴイ法律があるんだね。図書館で借りた本までチェックされるなんて。日本が一番自由なのかも知れないなぁ。「荒野の七人」の音楽に合わせてブッシュ大統領の顔をコラージュした映像あったでしょう。あそこらへんから目が離せなくなった。

　アメリカは軍隊が貧困層をスカウトするんだね。あの場面は「よく撮影に協力してくれたなぁ」と思ったよ。ラスト近くで議員サン達に「息子さんをイラクに送ってアメリカに貢献しませんか？」と迫るムーア。いつも映画の最後で意地悪を仕掛けるムーア。気をつけないと殺されても知らないよ。銃社会だからなぁ、ああ鳩尾が痛かった。それにしてもブッシュって未成熟な顔してるね。