ミュージカル映画は一曲ぐらい「つまんない曲」が入ってたりするのが普通だと思うのですが「紳士は金髪〈ブロンド〉がお好き」は最初から最後まで名曲ぞろいですね。ジェーン・ラッセルが、モンローのモノマネをしながら裁判所で唄うシークエンスが最高に面白いね。あそこが良かった。生意気なガキに船室の穴に挟まって出られない所を助けられる場面。「女の魅力はいつか消えるけどダイヤモンドは女の最高の友達」という歌が、モンローの未来を予言しているようで楽しいけれど切なかった。