[コメント] 幸福の黄色いハンカチ(1977/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
DVD入ってる映像特典。レンタルだと入っていない事がよくあります。東宝の黒澤明DVDは特典映像がセルにしか入っていません。松竹はレンタルDVDにも特典映像がキチンと収録されていました。
この映画の特典映像としては及森玲子のドキュメンタリー映像と山田洋次監督へのインタビューが収録されています。
武田鉄矢の運転していた赤いファミリアですね。苦労したらしく7人乗って撮影したそうです。当時の武田鉄矢は仮免許しか持っていなくて実際に免許を取得したのは、96年8月種子島だそうです。
再見して気がついた事を書いてみます。高倉健ですね。刑務所から出所して食堂に入って「ビールを一本」注文します。それから「カツ丼とラーメン」を注文するんです。
刑務所に入っている時から食べたかったのかも知れませんが「カツ丼とラーメン」は食べ過ぎではないでしょうか。
倍賞千恵子との回想シーンでは「俺は不器用な男だから思っている事が上手く伝えられなくて…」と東映ヤクザ映画から「不器用ですから路線」へ転換を図っています。
途中で渥美清が警官の役で出てきます。どうしても「寅さん」が「警察ごっこ」をして遊んでいるようにしか見えなかったですね。前田吟が出てきて「義兄さん!こんな所で何してるんですか!」とかいう訳ないか。
諏訪博の実家って北海道だからありえなくは無いと思う。タコ社長太宰久雄も旅館の主人に変装して出演してるし。(変装じゃないんですけどね。そう見えてしまうんですよ)
ラストの桃井かおりと武田鉄矢のキスシーンのロング撮影が「もう少し上手く撮ってやれなかったのかなという思いは見るたびに残っている」と山田洋次がインタビューで答えていました。
このDVDは本当に出来が良くて映画のシーンが現在どうなっているかシンクロさせながら撮影しています。夕張市は自然がたくさん残っていて住みやすそうな良い所だと思いました。
炭鉱の町としての夕張市は、現在では世界中から映画人の集まる「ゆうばりファンタスティック映画祭」の開かれる町として有名になりましたね。
メモ 釧路→網走→帯広→狩勝峠 夕張市には最盛期には映画館が十六館あった。
炭鉱労働者達にとって映画は唯一の娯楽だった。今では市営の映画館がある。
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