[コメント] スモーク(1995/日=米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「一休さ〜ん煙の重さを量るにはどうしたらよいでござるか」「新右衛門さん。簡単ですよ」 とんちの効いた「あの方法」には、意地の悪い桔梗屋も地団太を踏んで悔しがるだろう。
この冒頭のエピソードから『スモーク』のマジックにかけられてしまう。この映画は書けない作家ジェフ・ブリッジスを助けた黒人の少年との交流を軸に描かれている。
少年は、実の父親に会うためにフォレスト・ウィテカーの働くガソリン・スタンドで無理に働くのである。
ここでのフォレスト・ウィテカーは笑福亭鶴瓶にそっくりである。ハーヴェイ・カイテルとジェフ・ブリッジス達と外で飯を食べるシーンがある。
少年は偽名を三種類使っている。その時のフォレスト・ウィテカーは関西弁をしゃべらせたら良かったと思う。(日本語吹替え版)
「おまえ、さっきからなにいうてるねん。おまえホンマの名前はなんやねん。わいを今までおちょくってたんか?」それぐらい似ている。もちろん吹替え音声は鶴瓶だ。
この映画が公開されてから10年経とうとしている。実はたばこより有害なものとして自動車の排気ガスがある。
よく車を運転しながら窓からたばこを投げ捨てる人を見かける。最低だと思う。
石油エネルギーはあと40年(?)ぐらいしか持たないと言われている。私はある事情のため自動車もたばこも無関係な人間になった。
自動車の排気ガスで自殺は出来るが、たばこの立ちこめた部屋に何時間いても自殺は出来ない。映画の中で「今に政府がたばこの販売を禁止するぞ」というような会話が登場する。
そんな時代が来ない事を祈らずにはいられない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。