[コメント] さらばモスクワ愚連隊(1968/日)
五木寛之の若さのせいか、田村孟の脚本のせいか判別出来ないがハナシが余りに理屈っぽ過ぎる。Jazzの精神面を強弁する余りセッションで得られる肉感的歓喜が薄まり、終盤で得られるはずのカタルシスが半減してしまった。
少年雑誌のギター漫画のような薄っぺらいダイアローグの連続は冷や汗モノだったが、外務官僚、伊藤孝雄が語る受験時代のラジオのエピソードだけは生々しく血が通っていて、ほんのり泣けた。
加山のピアノは多分、八木さんが吹き替えてるんだろうが官邸での「奇妙な果実」、本当に良かった。
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