[コメント] マン・オン・ワイヤー(2008/米=英)
年をとることで色々なものが失われていくんだ、と言う”消滅の過程”を描いた作品(新たに誕生したものについては控えめ)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラスト、年をとった主人公が一人で綱を渡るシーンを見て、この男は最初からすごく孤独な人だったんじゃないかと感じました。
共犯者や妻との離別は、あらかじめ約束されていたものかもしれない。有名人になって舞い上がり、一層孤独になってしまうフィリップ。原っぱで仲間とじゃれ合いながら練習してる映像が、逆に寂しさでいっぱいです。
子供のように無邪気な魅力・情熱、そしてとてつもない才能があるのはわかるけど、それと一緒に大きな哀しみも抱えてるように見えるのは私だけでしょうか...。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。