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[コメント] 8 1/2(1963/伊)

つくづく私は凡人なんだ。と思い知らされる。だから?と開き直るしかない(笑)
Shrewd Fellow

凡人だから、なんだかよくわからなかった、というのが正直な感想。だから?だって、しょうがないじゃん、わかんないんだもん。

映画はmotion pictureというのは本当なんだな、とは思った。どこを切り取っても、美しく、芸術的で、緻密に計算された表現がされている・・・みたいだな、って(笑) スクリーンの中のマストロヤンニの立ち位置、影の出方、光の当たり方、どこで止めても美しい。ウットリしちゃう。これってすごいことなのかもしれない・・・のかな?

セリフたちも、ときどきすごく哲学的で文学的な美しいことばが登場して心に響くんだけど、それも、いつか作品で使おうととっておいたけど、使われることのなかった「とっておきのセリフ」を、アチコチに散りばめた・・・のかな?と思うくらい、なんとくチグハグな感じがしたし。

という程度(笑)

8作目と9作目の間で苦しんでるのを、そのまま映画にしてみた…みたいな感じなのかな?と思いながら見てたけど、あまりにも妄想のほうが長くて、寝そうになっちゃった(笑) 芸術家は常に苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、作品を生み出すのだろうけど、私はその苦しみを経たあとに命がけで生み出された作品だけを観たいかな(^_^;)

そーいえば、フェリーニ監督作品・初体験。この作品を映画館で、しかも最新技術でキレイになったのを観られたのは、ラッキーでした。 他の作品も観てみなくちゃ、8作目で壁にぶちあたった監督の苦しみもわかんないかも。 とはいえ、観てもわかんないだろーな、凡人だから(笑)

(評価:★3)

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