[コメント] 特攻野郎Aチーム/アカプルコ救出作戦(1983/米)
この自己紹介は色々応用出来そう。例えばヒッチコックならー
「よぉ!おまちどう。俺様こそヒッチコック、通称サスペンスの神様。 観客を怖がらせる腕は天下一品!「荒唐無稽でリアリティがねえんだよ」?「古くせえんだよ」?だからなに?」(モンキーより)
コロンボならー
「あたしゃあコロンボ警部補。通称警部。自慢のへりくだった態度に油断して、容疑者はみんなお縄さ。ハッタリかまして、歌手から上司まで、誰でも捕らえてみせるぜ」(フェイスマンより)
テレビシリーズに不可欠なものは、キャラクターの魅力。もうそれに尽きる。
極端に言えば、それさえ確立出来ればもうあとはルーティーンでかまわない。
映画だって同じ。007が良い例である。
アクションシーンを期待する前に、ジェイムズ・ボンドのキャラクターを知っているから安心できる。知っているという安心感は、違う面を見せられた際に受ける驚きも生む。それが意外性につながり、次も見てみようと思わせる。
安易な続編ものに外れが多いのは、そこのところが分かってないからだろうなあとつらつら思う。
その点『死霊のはらわた』シリーズは面白い。ホラーで、通常やられる側の記号でしかない人間を主役に持っていったところはゲーム的発想。
アクション中心でも死者は出ないところも好きだった。
それと、俳優と声優の不可分性。ピーター・フォークのコロンボは小池朝雄さんの声と、アンジェラ・ランズベリーのジェシカおばさんは森光子さんの声と、デビッド・スーシェのポワロは熊倉一雄さんの声と共に甦るのと同じように、コングやハンニバルのキャラクターはむしろ声優と共にあり、切り離せない。
このシリーズ、2時間モノを観た記憶があるのは確かなのだが、どれだったのかは思い出せない。だからこれはテレビシリーズも含めた『特攻野郎Aチーム』に対する評価です。コメント数無しというのも悲しいし。
最後に、思いっきり脱線。
最近、昔深夜に夢中になってよく観ていたテレビドラマをふっと思い出すことがあった。
タイトルは全然記憶になくて、思い出せるのはエドワード・アズナー主演で新聞記者もの、それに加え『カプリコン1』に出ていた俳優(ロバート・ウォールデンという名前であることが判明)が出ていたことぐらい。
記憶の中ではタイトルに「トリビューン」とか何とかの新聞名がついていると思っていたのに、検索したら『事件記者ルー・グラント』でした。全然違うじゃんかよと失笑。
そのドラマで、カメラマンが写真を液体に浸して現像するシーンが今でも記憶にある。昔からこんな地味なドラマを好み、引っ込み思案だった少年は、映画やドラマに教えられたことがたくさんあった。
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