[コメント] 仮面の米国(1932/米)
ときは1920年代、米国。経済隆盛期の夢に乗じた市井の男(ポール・ムニ)の流転こそがドラマなのだと割り切って、癖のある女や男たちとの逸話も必要最小限に切り詰めて放浪、騙し、虐待、逃亡、潜伏、復活、そして・・と脇目もふらず突き進む語り口が小気味よい。
その潔い割り切りが結果として時代錯誤な「刑罰制度」の理不尽をあぶりだす。ハリウッドらしい娯楽に徹した告発映画の一級品。
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